ファッションとデザインの合同展示会「rooms33」（主催・アッシュ・ペー・フランス）が先月14日から16日にかけて、東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開かれ、産業廃棄物処理業者と連携した「廃材プロデュース」や、オーガニック食品や雑貨・日用品などを展開する「エシカルコンビニ」などの新事業を発表した。（全３回）

　ディレクター・坂口真生氏が手掛ける「エシカルエリア」は今回で７回目。ファッション・アクセサリーや化粧品、インテリア雑貨など、エシカルな背景を持つ60ブランドが集まった。

 エシカルファッション・ブランドの「ecomaco」は、レンタル衣装の白無垢をリメイクした女性用ブルゾン（上写真）を紹介した。昨年の同展で発表し、これまでにバッグやポーチなどを展開する「SHIROMUKU～結～」のシリーズで、洋服の展開は初めて。今後はさらに、スカートやショートジャケットなどの展開も予定する。参考価格・15万円。同シリーズは楽天ショップ（http://www.rakuten.co.jp/ecomaco/）で販売される（現在は小物類のみ販売）。

 オーガニック原料と日本古来の窯炊き製法にこだわる石鹸ブランド「Khamer Rabbit（クメール・ラビット）」は、今回が初の出展（上写真）。４製品を展開し、そのうち３製品にはカンボジアの奥地で採れた希少な野生の蜂蜜を使用する。個性的なパッケージの絵柄はイラストレーターのスタッフが描いたもの。価格は３０００円（税抜）～。同ブランドオンラインショップ（http://www.khmerrabbit.com/）などで販売する。

　今回初出展となる日用雑貨を中心とした製品ブランドの「Knot」は、国産材を利用した木製の一輪挿し（上写真）を紹介した。ビンやカンなどの液体容器を模したデザインを特徴とし、ヒノキ材を削り出し、手作業で作られる。価格はビン型が６１００円（税抜）、カン型が５２００円（税抜）。同ブランドオンラインストア（https://knot-website.stores.jp/）などで販売する。

　knotは静岡市を拠点とするデザイン事務所「MAG DESIGN LABO」のオリジナルブランド。今回、同展の会場入り口で紙のランプを使ったアートインスタレーションも行った（下写真）。

トップ写真はroomsエシカルエリアディレクター・坂口氏監修のカフェスペース