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日本エシカル推進協議会
2017/02/24

参議院議員の山口那津男公明党代表が講演、第10回エシカル朝食会開催

fukuhara
エシカル日本

 日本エシカル推進協議会(JEI、代表:山本良一東京大学名誉教授)は21日、東京都千代田区の学士会館で第10回エシカル朝食会を開催した。

 エシカル朝食会は、謝礼・交通費無しのボランタリーな立場で参加するゲスト講師の講演を受けて朝食を交えながら議論し、“エシカル”について理解を深めることを目的とし、今回51名の出席者があった。

 第10回目となる今回は、参議院議員で公明党代表の山口那津男氏が登壇し、「人にも地球にもやさしいエシカルな社会を目指して」というテーマで、持続可能な開発目標(SDGs)の防災・減災に関する目標やパリ協定、2020年東京オリンピック・パラリンピックの注目すべきポイントについて講演した。

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 山口氏は、国の安全保障に関して、「国境を越えたさまざまな脅威にどう立ち向かうか、人間の安全保障について考えることが重要」との考えから、「SDGsの中に取り込まれるようになったので注目している」と語った。3・11で経験した具体的な取り組みを交えた防災・減災ニューディール政策が重要であり、地域紛争を防止するためにも国際社会で定着させていく必要があると訴えた。

 またパリ協定については、⼆国間クレジット制度(JCM)の取り組みをさらに拡充していくこと、国内では再生可能エネルギーと水素エネルギーの促進が重要と語った。

 東京オリンピック・パラリンピックに向けて、4月から全国で回収を開始する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」のような「エシカル的視点が重要」と発言。パラリンピックは「障害者の方の視点を持つことが重要」であり、「ユニバーサルデザインの街づくりを推進していきたい」と語った。

 最後に、今後のエシカル購入法の立法化についても言及し、幅広い視点で社会のさまざまな課題を考えて行く事が重要であり、議論を広げて欲しいと結んだ。

 また、講演の前には、林民子氏(NPO法人ソーシャルコンシェルジュ代表理事)が、「プリンセスのエシカルファッション」について、岩附由香氏(特定非営利活動法人ACE代表)より「世界の児童労働問題の最前線」についての特別報告があった。

なお、今回のエシカル朝食会のメニューは下記の通り。

・大野村農園自然飼育たまごのボイル(福島)

・スペシャル野菜のソテー 桃かぶ(愛知)/五寸人参(静岡)/深谷もやし(埼玉)/スティック菜花(長崎)

・バナナ

・米粉パン

・エシカルジャム

・玉葱のジャム(自家製)と人参のジャム(自家製)

・牛乳、ジュース

・コーヒー(フェアトレード商品)

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