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日本エシカル推進協議会
2017/09/06

イトーキ社長の平井嘉朗氏が講演、第15回エシカル朝食会開催

fukuhara
エシカル日本

 日本エシカル推進協議会(JEI、代表:山本良一東京大学名誉教授)は8月30日、東京都千代田区の学士会館で第15回エシカル朝食会を開催した。今回は、イトーキの平井嘉朗社長が登壇し、「イトーキのエシカル経営―ユーデコスタイルの新たな展開」をテーマに講演した。

 オフィス家具販売大手のイトーキは、1890年に大阪で創業。99年には、共生する社会を目指す経営コンセプト「ユーデコスタイル~人も活き活き、地球も生き生き~」を打ち出し、イノベーションを原点に、事務効率化と働きやすさを追求している。

 地域材を活用したオフィス家具のブランド「Econifa(エコニファ)」は、家具の開発や生産を通じて日本各地の木材の利用を促進し、荒廃する日本の森林保全に貢献する取り組みだ。また、オフィスでできる健康活動「Workcise(ワークサイズ)」を新たに提案。「立って仕事する」「座り方を工夫する」など、健康的に働くための8つの工夫を促すオフィス家具を展開し、オフィスワーカーの健康増進と医療費の適正化、健康寿命の延伸につなげる考えだ。

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 同社はこのほど、リバースプロジェクト(代表・伊勢谷友介氏)と協力し、新たなプロジェクト「CSW(Corporate Social Will)」を開始した。さまざまな企業と連携し、社会課題を解決する新規事業の創出を目指すもので、CSWとは、「各企業(Corporate)が目指すべき、より大きな「理念・志」という(Will)を共有し、互いの強みを社会(Social)のための価値に変革していく」概念を示している。平井氏は、「(CSWの)この考え方がエシカルの概念に一番近いのではないかと思う。近江商人の三方よし(売り手・買い手・世間)の思想に作り手と未来をプラスして5つの視点でみていくことが大事であり、これが進化したユーデコスタイルであり、今後目指していく」と述べた。

 講演の前には、エムシープランニング代表取締役の薄羽美江氏による「次世代/エシカル教育の課題について」、350.ORG JAPAN代表JAPAN DIVESTMENT CAMPAIGNERの古野真氏による「350 とダイベストメント運動」の2つの特別報告があった。

 なお、今回のエシカル朝食会のメニューは下記の通り。

・大野村農園(福島)ボイルエッグ

・人参(北海道)のピュレ オレンジ風味ベーコン添え

・スペシャル野菜のソテー(おかひじき(千葉)/丸オクラ(鹿児島))

・サラダ(岩田さんのレタス(群馬)/東京エディブルフラワー(東京)/ホーンパプリカ(北海道))

・エクアドルバナナ

・牛乳、ジュース

・米粉パン

・エシカルジャム

・玉葱のジャム(自家製)と人参のジャム(自家製)

・コーヒー(フェアトレード商品)

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