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日本エシカル推進協議会
2018/04/05

日立製作所の出居昭男氏が、第20回エシカル朝食会で講演

fukuhara
エシカル日本

 日本エシカル推進協議会(JEI、代表:山本良一東京大学名誉教授)は28日、東京都千代田区の学士会館で第20回エシカル朝食会を開催した。今回は、日立製作所のシステム&サービスビジネス統轄本部環境推進本部の出居昭男本部長(下写真)が登壇し、「日立のCSR経営とSDGsの取り組み」をテーマに講演した。

 東原敏昭社長兼CEOは、サステナビリティに関する経営者メッセージ中で、「持続可能な社会イノベーション事業を通じて、社会が直面する課題に率先して応え、SDGsなどの国際的な目標達成に貢献する」との考えを表明している。

 同社は、「ステークホルダーとの協創による社会イノベーション事業を通じて、環境課題を解決し、生活の質の向上と持続可能な社会の両立を実現する」とした環境ビジョンを掲げており、2016年に、環境ビジョンに基づく環境長期目標「日立環境イノベーション2050」を策定。バリューチェーンを通じた2050年のCO₂排出量を、2010年度比80%削減するとともに、「高度循環社会」に向けて、2050年度の水・資源利用率を、2010年度比50%削減するとした。

 また、自然保護活動に関して、自然資本へのインパクトの最小化を図る方針で、3年ごとに目的を設定している。2011年には、「日立ITエコ実験村」を神奈川県秦野市に開設。IT技術を利用した里山の生態系保全を実証しており、27日に「国連生物多様性の10年日本委員会」認定連携事業に認定、登録されている。

 同社の中西会長は6月に経団連会長に就任する予定となっており、出居氏は、経団連が目指す「Society5.0」の行動計画を踏まえて、全社一丸となって強力に推進していく方針を示した。

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 講演の前には、IKEUCHI ORGANICの阿部哲也・取締役社長から、「エシカルなタオルの製造販売20年」について、跡見学園女子大学の石渡尚子教授から「地域の課題解決につながる高齢者のため共食プロジェクト」についての特別報告があった。

 なお、今回のエシカル朝食会のメニューは下記の通り。

・大野村農園(福島) 自然飼育たまごときのこ(あわび茸、えのき、ひらたけしめじ、まいたけ、以上千葉)のココット焼き

・バターナッツかぼちゃ(静岡)とベーコンのロティ

・ルッコラ(千葉)とグリーンルーフ(千葉)のサラダ

・こだわりバナナ

・エシカルジャム

・牛乳

・ジュース

・米粉パン

・コーヒー(フェアトレード商品)

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