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日本エシカル推進協議会
2018/12/28

リーテムの中島彰良CEOが、第26回エシカル朝食会で講演

fukuhara
エシカル日本

 日本エシカル推進協議会は12月4日、東京都千代田区の学士会館で第26回エシカル朝食会を開催した。今回は、リーテムの中島彰良・代表取締役CEO(下写真)が登壇し、「資源循環へのエコ・マネジメント」について講演した。

 同社は、1909年に水戸市で創業。静脈側の資源サプライチェーンとして、特に金属融合材のゼロエミッションの実現、全国規模での廃棄物再資源化体制の確立などを推進。2005年には東京臨海部の大規模廃棄物処理・リサイクル施設「東京スーパーエコタウン」に工場を建設した。

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  また同社は、小型家電から東京五輪のメダルを作る「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に参加している。2010年の統計データによると、国内家電ごみ4537万トンのうち1.4%の65万トンが小型家電で、うち27万9千トンに金・銀・銅などが含まれる。このことから、都市鉱山のリサイクルに「547億円の価値がある」と中島CEOは話した。

 資源や資材を最適に管理することで、産業設備のエネルギー消費や情報ネットワークも同時に管理できる「エコセンター」が普及拡大している。その事例の一つとなるのが、2008年に中国・天津で設立した「低炭素経済促進センター」だ。東京23区の面積に相当する規模のエコセンターとして同社が提案したもので、その後5年で、中国で最も環境に優れた工業団地として有名になった。

 中島CEOは「廃棄物や文化的面も含めた資源は身近なところにたくさんあるので、資源の活用について考えていただければ」と参加者らに呼びかけた。

 講演の前には、西田正徳ランドスケープ・デザイントリエ代表で桜美林大学講師の西田正徳氏から「Landscape Urbanismランドスケープが街を変える」について、建築家で東京理科大学教授の坂牛卓氏から「サスティナビリティを越えて」の講演があった。

 なお、今回のエシカル朝食会のメニューは下記の通り。

・大野村農園(福島) 自然飼育たまごと菊芋(山形)のとろみスープ

・小松菜(千葉)の洋風おひたし

・あやめ雪かぶ(北海道)のサラダ

・バナナ(エクアドル)

・エシカルジャム

・牛乳

・ジュース

・コーヒー(フェアトレード商品)

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