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日本エシカル推進協議会
2019/03/28

パナソニックの尾本勝彦氏が、第29回エシカル朝食会で講演

fukuhara
エシカル日本

 日本エシカル推進協議会は3月13日、東京都千代田区の学士会館で第29回エシカル朝食会を開催した。今回は、パナソニックの尾本勝彦・品質・環境本部長(下写真)が登壇し、「パナソニックの環境取り組み」という演題で講演した。

 1918年に創業。100周年を迎えるパナソニックは、4つのカンパニーで約8兆円を売り上げる。創業者の松下幸之助氏は生前、「事業を通じて世界中の人々の暮らしと社会の発展に貢献する」、「企業は社会の公器。産業の発展が、自然を破壊し人間の幸せを損なう事は本末転倒」との思いを語り、同業他社に先駆けて1991年に環境基本方針を制定することとなった。

 クリーンなエネルギーでより良く快適に暮らせる社会を目指し、同社は2017年に「パナソニック環境ビジョン2050」を策定。「エコでスマートな生活空間の提供」や「エコでスマートな移動・輸送への貢献」、「資源の有効活用の促進」、「CO2ゼロの工場づくりの推進~使うエネルギーの削減~」などを実施し、消費エネルギーの削減と、それを超えるエネルギーの創出・活用を進めている。

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 尾本氏は、環境配慮型まちづくりの事例として、神奈川県藤沢市や横浜市綱島で実施する「サステイナブル・スマートタウン」の取り組みを紹介した。過去100年にわたるさまざまな取り組みは「事業を通じて世界中の皆様の暮らしの向上と社会の発展に貢献する」とした同社の基本理念に基づくものであり、「今後も、お客様の暮らしに寄り添いながらさらなるお役立ちの創出を目指す」と述べた。

 講演の前には、MPS ジャパン代表取締役の松島義幸氏から「MPS 国際認証の普及の現状と課題」について、日本大学の根本志保子教授から「エシカル消費の社会経済思想」について講演があった。

 なお、今回のエシカル朝食会のメニューは下記の通り。

・大野村農園(福島)自然飼育たまごと小松菜(千葉)包み

・究極大根(長崎)ガーリックとベーコンの煮込み

・人参(千葉)とレーズンのサラダ

・バナナ(エクアドル)

・エシカルジャム

・牛乳

・ジュース

・コーヒー(フェアトレード商品)

・米粉のパン

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