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2015/09/25

ecomaco、端切れ利用など雑貨を拡充~カラー展開で差別化 白無垢からバッグも

fukuhara
エシカル日本

 エシカルなファッションブランドのecomacoは、衣料品の製造時に発生する端切れや廃棄されるレンタル衣装などを使った雑貨や小物の展開を強化している。得意の染色技術で12色の「誕生石カラー」で展開するなど、豊富な色味で差別化。外国人観光客やギフト利用を念頭に製品の拡充を進めている。

 自然由来の生分解性素材、「ポリ乳酸繊維」をいち早くファッション製品に取り入れるなど、業界に先駆けて環境配慮を進めてきた同ブランド。東日本大震災の発生後には被災地への復興支援と子供たちへの教育支援を兼ねたワークショップなどを実施する「光のカケラプロジェクト」を始めるなど、社会、環境の両面から新たな価値を発信してきた。

 女性用ファッションやブライダルなどの製品を展開するが、中でも近年は「雑貨に力を入れている」。東京都内でこのほど開かれた2016年春夏商品の展示会では、独自のカラー展開を生かした雑貨・小物が充実した。

 今回新たに発表されたのは、12色の「誕生石カラー」で彩られたストールやバッグ、ポーチなどのシリーズ。衣服の製造時に発生する布地の端切れを縫い合わせキルティング加工した「モザイクキルティング」の新製品で、ガーネットやアメジスト、ダイヤモンドといった12カ月の誕生石をイメージした色味を取りそろえた。

白無垢ポーチ.JPG

また同ブランドは今月9日から11日にかけて、国立代々木競技場第一体育館で開かれたファッションとデザインの合同展示会「rooms 31」のエシカルエリアにも出展し、レンタル衣装の白無垢をリサイクルしたバッグや小物の新製品を発表した。

婚礼衣装としてレンタル利用が広く普及する白無垢は通常、数回の着用後に焼却処分される。提供された白無垢を反物状にした後に染色、刺繍などを施し、ポーチなどに生まれ変わる仕組みだ。

色は基本の白に赤や黒の刺繍をしたものとブルー、ピンク、グリーンの4色。バッグ3型、ポーチ2型で展開する。「インバウンド消費を狙っている」と同社の担当者はいう。「メイドインジャパンの製品を探す人が増えている」として、百貨店の催事などで販売し広く展開する考えだ。

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