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2016/11/22

アトレ初、吉祥寺店全館でエシカルキャンペーン

fukuhara
エシカル日本

 JR吉祥寺駅直結の大規模商業施設「アトレ吉祥寺店」は、1日から17日にかけて、全館で「エシカル」をテーマに掲げたキャンペーンを実施した。「アトレ」が運営する23の商業施設で初めて。エシカルに関連する期間限定ショップやワークショップ、ファッションショーなどのイベントが催された。

  アトレ吉祥寺店は、ファッションや雑貨、書籍、食品など約200店舗が集まる大型商業施設で、吉祥寺駅の東口改札と西口改札に直結する。なお、吉祥寺駅は、1日で約14万人に利用されている。

 多くの人が行き交う立地条件を生かした新たな取り組みが、今回のキャンペーン「atre×Ethical in Kichijoji」。西口改札前では、大きな柱をエシカルのイメージに装飾。デジタルサイネージ(電子看板)も利用し、キャンペーン用のポスターを流した。

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 立ち上げ時から同キャンペーンの企画に携わっている同社営業課の五十嵐美都氏は「まず、お客様に知っていただこう、エシカルって何?という疑問から入ってもらおうと始めた」と話す。

 3月に西口改札前で催事を開催したが、「エシカルの大事な背景を伝えるということがお客様に伝えきれていないのではと。今回は全館で、既存店と催事の出展、イベントも含めてエシカルという切り口で開催したいと思い企画した」という。

 今回のキャンペーンでは、西口改札前の特設会場でアパレルの「People Tree」やチョコレートショップ「Raaka Chocolate」が出展。さらにファッション雑貨の「Kapwa」や「efj store」、北海道のコーヒーショップ「MORIHICO COFFEE」など8つの期間限定ショップが誕生した。エシカルに関連した商品を扱う既存店も協力し、自然原料にこだわる化粧品店や地産地消の食材を扱う食料品店など、30店舗が同キャンペーンに参加している。

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 6日に開催したエシカルファッションのファッションショーでは、成蹊大学ミスコンテストのファイナリストらがモデルとして出演。11日には映画「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション 真の代償~」の上映会を行った。

 キャンペーン実施に当たり、5種類のポスターデザインと、名刺サイズのリーフレットを用意した。ポスターのデザインは、材料を栽培し、製品を製造、運搬、使用、廃棄するまでの製品のライフサイクルを通じた社会問題に、「買い物を通して参加できる、かかわることができる」と訴えるもの。リーフレットは同キャンペーンの協力店で配布。スマートフォンなどで添付のQRコードを読み取ると、エシカルに関する簡単なクイズに参加できる仕組みで、抽選で2千名にアトレのポイントカード「JREポイント」100ポイントがプレゼントされるものだ。

 五十嵐氏は、初めての全館でのキャンペーン実施に当たり「どうやって伝えるかに苦労した」と話す。「お客様だけでなく、営業部内や、ショップのクルーにもどうやったら知ってもらえるか、興味を持ってもらえるか、理解してもらえるか」。そのための説明を重ねてきた。エシカルのキャンペーンは今後も継続する方針で、五十嵐氏は「お客様からも関心を持ってもらえたところなので、単発で終わらせずにやっていきたい」と述べた。

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写真は上から、JR西口改札前、西口前特設会場、kapwa、MORIHICO COFFEE、五十嵐美都氏、efj store

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