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2015/03/31

エシカル消費がカギ~女性未来農業シンポジウム 

noday
エシカル日本

 生産性が高く、女性が活躍する新たな農業の普及を目指し、農業経営や農・食品分野にかかわる女性らが集う初めてのシンポジウムが2月20日、東京都文京区の東京大学で開かれた。エシカル(倫理的)な消費スタイルなど食に関する市場の変化が紹介。農業生産から加工・販売まで一体化する6次産業化が各地で拡がる中で、女性の感性に届く製品開発への期待が示された。

 このたび初開催されたのは、「女性未来農業創造シンポジウム」。女性未来農業創造研究会が主催し、2013年から過去9回の研究会を経て企画されたもので、女性専門家らにより農業や食にかかわる講演やディスカッションが行われた。

女性農業シンポ
 研究会の代表理事を務める藤井滋生氏は、今後の農業経営が喫緊の課題となる中でエシカルなライフスタイルの普及が求められていると指摘。今後は東京五輪開催の2020年に向けて農業の価値や地域の食文化を広く発信していくとした。
 自身も山口県で農業に取り組む安倍昭恵名誉顧問が開会のあいさつに立ち、「農業は、女性的な力が生きる職場。子供を職場に連れていきミーティングするなど、女性にとって最先端の職場になれば」などと語った。

環境新聞2015年2月25日付掲載

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